精神科に転職する前に知りたい仕事内容!「やりがい」や「向いている人の特徴」は?

精神科の仕事内容



うつ病や認知症など精神疾患の患者さんが増えていることから、精神科を備える病院が増加傾向にあり、
当然、精神科専門の病院で働く看護師も増えています。

看護師が精神科に転職する理由はさまざまです。

今とは違う職場で経験を積みたい人や、患者さんとじっくり向き合いたいと考えて志望する人、比較的残業が少なく働きやすい印象から家庭との両立のために精神科を選択する人もいます。

精神科での看護師の仕事についての記事になります。

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精神科とは?

まずは精神科がどのようなところなのか、病棟の種類や、扱っている症状などを見ていきましょう。

精神科がある病院とは?

精神科は複数の診療科を持つ病院に多くあります。
例えば、大学の付属施設である大学病院や、いわゆる「総合病院」と呼ばれる病床数の多い大規模な病院などです。

厚生労働省の「平成27年(2015)医療施設(動態)調査・病院報告の概況」を参考にすると、
一般病院が抱える精神科の数は増加傾向にあります。

一方、精神疾患の患者さんを入院させる精神病床のみを持つ専門の病院は、精神科病院と呼ばれています。
精神科病院で働く看護師は平成26年(2014)に約5万3,000人だったのが、平成27年(2015)には約5万4,000人となっていますので、
少ないですが看護師の数は増加傾向にあります。

また、病院より規模の小さい診療所(クリニック)にも精神科を有するところがあります。

※参考サイト:厚生労働省「平成27年(2015)医療施設(動態)調査・病院報告の概況

病棟の種類について

診療所(クリニック)以外の精神科を持つ施設には病棟があります。

病棟とは?
病院などで、多くの病室のある一棟(ひとむね)の建物のこと
  • 精神科救急入院料病棟
    急性期治療病棟の上位に当たる病棟のことで、「スーパー救急病棟」ともいわれます。
    措置入院の患者さんなど、集中的な治療が必要な人を対象に、質の高い治療を施します。
    患者さんの入院期間は短く、3カ月程度です。
  • 急性期治療病棟
    精神症状が悪化し、緊急の処置や集中的な治療を必要とする患者さんが入院する病棟です。
    急性症状の鎮静化を目的とした治療を中心に行います。
    病棟専従の精神保健指定医や、精神保健福祉士または心理技術者の配属などが施設基準として設けられています。
  • 慢性期病棟
    急性期と比べて病状は安定している患者さんが入院します。急変は少ないものの治療の継続が求められ、中長期の入院治療が必要な人のための病棟です。
  • 閉鎖病棟
    出入り口が施錠され、自由に出入りができない病棟です。
    都道府県知事と精神保健指定医の判断による「措置入院」や、保護者の同意に基づく「医療保護入院」といった、本人の同意を得ない形で入院する患者さんが入ります。
    自傷・他害につながる行為から患者さん本人や周囲を守るため、患者さんの行動が制限されることがあります。
    また、本人の同意に基づく「任意入院」の患者さんも、やむを得ない場合のみ同意を得た上で閉鎖病棟に入院するときがあります。
  • 一般病棟(開放病棟)
    基本的には、本人の同意に基づいて入院をする「任意入院」の患者さんが入る病棟です。
    状態は安定している患者さんが多く、退院を目指して治療を受けます。
    病棟の構造はほかの診療科と同じで、基本的に出入りは自由です。

患者さんの主な症状

精神科を訪れる患者さんの主な症状には、統合失調症、気分障害(うつ病や躁うつ病)、不安障害(パニック障害や強迫性障害)、摂食障害などがあります。
そのほかに、精神症状に起因する自殺未遂や、アルコール・薬物依存症の離脱症状に苦しむ人も精神科で治療を受けます。
近年では高齢化に伴い、認知症や老年期精神病の患者さんも精神科を訪れています。

なお、厚生労働省の「患者調査」によると、精神疾患を有する患者数は平成11年(2009)に約204万人だったのが、平成26年(2014)には約392万人に増加しています。

精神科にかかる患者さんの数は増加傾向にありますので、看護師の数も今後も増加する傾向にあります。

精神科医は、患者さんの症状に応じて外来通院と入院治療のいずれが良いかを判断し、治療します。治療は薬物療法をはじめ、社会性を回復させる生活療法や、精神科医による精神療法などを組み合わせて行われます。

※参考サイト:厚生労働省「患者調査

精神科で働く看護師の仕事内容

精神科で働くナースのお仕事

精神科での仕事内容について、残業や夜勤の傾向なども含めてご紹介します。

精神科での看護師の主な仕事内容

どの診療科でも看護師の仕事の基本となる、投薬、注射、採血といった医療行為は精神科でも同様に行われます。
薬物療法が行われるので、薬の管理や投薬は大切な業務の一つです。

病院によっては、看護師に予診を任せるところもあります。初診の患者に対して、医師の診察前に、来院目的や自覚症状、睡眠や食事の状態など、必要な情報の聞き取りを行います。
精神科の病気は目に見える症状が少ないため、医師が正しく診断し、治療方針を決めるのに予診は重要です。
必ずしも看護師が行うわけではなく、研修医、臨床心理士、精神保健福祉士など、看護師以外の医療スタッフが担当する場合もあります。
また、精神科の患者は日常生活に援助が必要な人も多いため、食事の配膳や介助、入浴介助なども看護師の仕事です。

精神科で働く場合、残業と夜勤はあるのか?

病床を持つ施設の場合には、精神科も夜勤が発生します。
急変の少ない患者さんが多い慢性期病棟では、ほかの診療科よりも緊急対応があまりありません。
夕食の準備や介助、夕食後や就寝前の投薬、排せつの介助などが基本の仕事となります。夜間には、不眠症で眠れない患者さんのケアなども行います。

残業の有無は施設によって異なりますが、有床でない診療所は残業のあまりないところが多く見られます。
診療所以外の精神科も病棟によって違いはあるものの、ほかの診療科と比べて残業が少ないのが一般的です。
点滴や採血などの処置が少なく、主に投薬による治療が行われる点が理由として挙げられます。
そのため、結婚や出産などで看護の現場を離れた看護師が精神科のパートタイムで復職をしたり、家庭との両立を考えて精神科に転職をしたりするケースもあり、幅広い年齢層の看護師が活躍しています。

精神科はチーム医療に重きを置いている

精神科では医師のほかに、カウンセリングなどを行う臨床心理士、精神障害者の人権擁護や社会復帰支援のために働く精神保健福祉士、作業療法を行う作業療法士など、高い専門性を持ったスタッフが関わっています。
医師はもちろん、それ以外の医療従事者であるコ・メディカルスタッフとも密に連携を取り、患者さんの回復を目指すことが大切です。
中でも患者さんと接する機会の多い看護師は重要な役割を担っています。患者さんの様子から気づいた点などをほかのコ・メディカルスタッフと共有することが、より良い連携を生むでしょう。

精神科での仕事のやりがいと苦労

精神科はほかの診療科に比べて患者さんとじっくり向き合えることがメリットの一つですが、一方で看護師が「つらい」と感じるデメリットもあります。
精神科での仕事のやりがいと苦労について考えていきます。

精神科ナースのやりがい

精神科には長期療養の患者さんも少なくありません。
担当している患者さんの状態が良くなっていく様子を間近で見られることや、回復までのプロセスに寄り添えることは精神科で働く上でのやりがいとなります。
看護師の役割は大きく、患者さんとの日々のコミュニケーションの積み重ねが看護にもつながります。
信頼関係が築かれ、看護師のひと言から患者さんの状態に変化が現れるなど、回復をサポートできていると感じられることもモチベーションになるでしょう。
一貫して患者さんの精神面をサポートできることは大きなやりがいのはずです。

精神科ナースの苦労

精神科の患者さんの中には周囲に対して暴言を吐いたり、暴力をふるったりする人もいます。
看護師も時に暴れる患者さんを押さえたり、落ち着かせたりする必要があり、肉体的にも精神的にも苦労することがあります。
高齢の患者さんが多い施設では、排せつや移動などの介助が必要な人も多く、体力が必要です。
また、患者さんとのコミュニケーションが治療の過程で重要になる分、信頼関係を築くまでに苦労するなど、患者さんとの人間関係で大変さを感じることもあります。

精神科での勤務に向いている人の特徴

看護の技術だけでなく、コミュニケーション能力や体力、精神的なタフさなど、精神科で特に必要とされる資質があります。

タフな肉体と精神力

精神状態の不安定な患者さんが多いため、看護師には精神的にタフであることが求められます。
暴言を吐かれることもありますので、ストレスをためないようにするのが大切です。
患者さんに何をいわれても傷つかない人、患者さんの訴えに感情的にならずに対応できる人は精神科に向いているでしょう。
また、患者さんによっては入浴などの介助が必要となるため、肉体的なタフさも精神科の看護師には必要です。

コミュニケーション能力の高さ

患者さん一人一人とじっくり向き合いコミュニケーションを取れる人も、精神科に向いているでしょう。
症状が目に見えにくい精神科の疾患では、患者さんの些細な変化を読み取る力が重要です。言いたいことをうまく伝えられない患者さんの訴えや本当の気持ちを察する力も求められます。

チームプレーで働きたい思い

治療に多くのコ・メディカルスタッフが関わる精神科では、チームプレーが得意な人のほうが向いています。
臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士など、医師以外にも連携の必要な人たちがいるためです。
また、患者さんのちょっとした変化を見逃さないために、看護師同士の連携も大切です。

精神科にはタフさが求められる…でもその分やりがいが大きい!

精神科は体力勝負

患者数が増えている精神科の勤務について書いていきました。

精神科では患者さんとじっくり向き合い、回復に向かう姿をそばで見られます。
精神的・肉体的なタフさを求められる職場ではありますが、その分、患者さんが快方に向かったときにはやりがいを感じられるでしょう。

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