不動産系の仕事で宅地建物取引業に従事している方に欠かせない資格が宅建です。
宅建士の資格を取りたい!と宅建をいざ受験しようと考えた場合、試験日程や勉強を始める適切なタイミングなど気になるもの。
今回は宅建試験の試験日や申込の関係〜受験をする上で必要な情報をまとめました。
ぜひ宅建の受験生はお役立てください。
宅建の試験日は年に一回!
宅建の試験日は毎年10月の第3日曜日。
午後1時から午後3時の2時間かけて実施されています。
試験時間は2時間と今まで資格試験を受験したことのない方には長丁場ですが、宅建試験の問題数は50問。
2時間=120分なので、1問平均2分〜3分の時間で解答していかないといけません。
実際に試験を受験する場合はそんなに長くは感じないでしょう。
今年の宅建試験は平成30年10月21日になります。
宅建の試験は年に一回の実施。そのため、今年を逃したら来年の10月まで待たなければいけません。年に1度の試験は受験時に結構プレッシャーがかかります。
試験会場の場所は大学や専門学校で実施されるため、必ずしも毎年同じ場所だと決まっているわけではありません。
原則として現在住んでいる各都道府県の試験地での受験となります。
また合格後、宅地建物取引士の資格登録は、試験地の都道府県知事に申請することになります。
このように原則的には住民票のあるところでの受験となりますが、学生や単身赴任などの事情で別の場所に移住しているケースでは、現在住んでいる都道府県で受験することも可能です。
実際の当日の試験会場は申し込みが終了した後に送付されてくる受験票に記載されています。
公式サイトの注意書きには、過去に使用した試験会場を当該年度の情報として掲載していたり、協力機関ではない団体を協力機関として紹介していたりする間違った情報を提供するサイトが散見されるとあります。
必ず公式のサイトの情報や受験票の内容を確実に確認しておくことが重要です。
宅建の公式ホームページはこちらから。
宅建試験の申し込み時期について
宅建の申し込み期間は毎年7月1日から月末まで受付されています。
土日や祝日などによって2日や3日から開始される年度もあります。
今年は平成30年7月2日から申し込み受付開始。
締切日については郵送で行うか、インターネットから行うかで大きく異なるため注意が必要です。
郵送の場合は7月31日の火曜日まで、インターネットの場合は時間の指定も細かく、7月2日の9時30分から7月17日の火曜21時59分までとなっています。
インターネットの申し込みは24時間利用可能なため便利ですが、締切日が郵送に比べて2週間も短いため注意しましょう。また、複数の試験会場がある都道府県の場合は申し込み時に選択することも可能です。
郵送の場合はまず、試験案内の入手が必要です。
配布場所は平成30年6月1日に公式サイトに掲載されます。配布期間は同年7月2日から7月31日までとなっています。都道府県によっては希望会場の選択も可能ですが、郵便到着順での会場指定となりますので必ずしも指定の会場になるわけではありません。
試験会場が人気の場合は他の会場で受験となってしまうことがありますがそのケースは結構まれです。
正確な会場を指定したい場合には早めにインターネットで申し込む方が得策です。
それぞれ受験手数料は共通で7,000円となっています。消費税および地方消費税は非課税です。
宅建の勉強はいつから始めればいいの?
宅建の試験を受ける時にいつから始めたら良いかというのは、誰でも考える疑問です。
答えは簡単で、思い立ったが吉日。「宅建の試験を受けよう」と決心してモチベーションが高いうちに勉強を始めてしまいましょう。
なぜなら、勉強を始める時期が早ければ早いほど予定や勉強スケジュールも組みやすいからです。
試験の実施日は毎年10月の第3日曜日というのが決まっています。
目的地が決まっているのならば、スタートをいかに早く切るかにかかっているのです。
もちろん、中には20日で100時間の強烈な追い込み勉強をして合格できた人や3ヶ月の独学で宅建に一発合格できた人などもいます。
しかし、宅建に関わる前提知識を多少有している人だったり、普段から独学になれていたりする人であったりなど必ずしもその勉強方法が最適であるとは言えないのです。
また、各勉強方法は合格が可能なラインの参考目安であるため、さらに時間をかけられるのであれば余裕を持って合格できるようになります。結局は早いに越したことはないと言えるでしょう。
実際に計画を立てる場合には、まずは試験に合格するまでの課題を考えます。基本的には宅建についての知識が学べるテキストと過去の試験の問題集は必須です。
課題が分かれば毎年10月、2018年の今年で言えば10月21日の試験日から現在までの日数を逆算して考えていくとスムーズに計画を立てられます。
大きい区分けから月・週・日と細かく決めていくことがポイントです。
平均的な宅建合格者の勉強時間は200時間ほど。
1日2時間の勉強時間であれば100日かかりますので余裕を持って6ヶ月くらい前の5月から始めるといいですね。5月はちょうどGWもあるので勉強を始めるには最適な月です。
通信講座も宅建は充実しているのでこちらを参考に、
宅建の合格発表はいつなの?
毎年の合格発表日については、原則として12月の第1水曜日または11月の最終水曜日に発表されます。
2018年の今年で言えば第1水曜日が合格発表日にあたり、平成30年12月5日に発表されます。
合格発表後、合格者には「一般財団法人の不動産適正取引推進機構」から簡易書留にて合格証書が発送されるのです。
ただし、不合格者には結果通知が送付されることはありません。
発表は都道府県ごとに試験案内に掲載されている所定の場所と期間に確認することが可能です。
掲載内容は合格者の受験番号・合格判定基準・試験問題の正解番号。
また、一般財団法人の不動産適正取引推進機構のWeb上公式サイトからも発表内容を閲覧することが可能です。
宅建の試験実施日は10月の第3日曜日ですので、合格発表までは1ヶ月半近くの日数があります。
もし、就職活動や転職活動を行っている人だとそれまでの期間は自己アピールとして記載することが難しくなるでしょう。
もしもこの時期に転職を考えている場合は「宅建試験の合格発表待ちです。」とアピールすると良いでしょう。
試験後から合格発表までの間は予想ボーダーラインについての話題でも盛り上がりますので、安心して過ごせるように合格基準点を余裕を持って超えられるようにしておけば精神的にも楽になります。
そのためにも、計画的な試験対策が重要です。
宅建試験日のまとめ
宅建の試験は年に一回しか実施されていません。一度機会を逃してしまえば、どんなに惜しい内容であったとしても次に試験を受けるまで1年かかってしまいます。
受験手数料も一回7,000円が必要となりますし、何より試験勉強にあてる時間も必要です。テキストや問題集も買い換えないといけなくなるのでもったいないです。
そのため、どんな資格試験でも言えることですが一発合格を目指すように心がけることが大切です。
毎年受けられるからとダラダラしてしまうと、お金も時間も無駄になってしまいます。年に一回とチャンスが少ない分、宅建の試験は勉強に注力しやすいとも言えますが受験者の意識次第です。
毎年の試験実施日も10月の第3日曜日と決められていますので、計画的な勉強スケジュールを組むことも可能です。
まずは試験合格に必要な課題を明確化して、試験実施日の10月から月・週・日ごとに計画を切り分けて管理していけば、合格できる可能性も高まります。
宅建の合格のためには、50問の試験問題のうち35問くらいは正解しておきたいところです。※ボーターラインは毎年違います。試験後の解答速報などをチェックしましょう。
平成29年は35問(70%)でした。
勉強計画は修正することも加味して余裕を持った内容にするのがポイントです。
ただし、普段の仕事をこなしながら勉強をしていくという人だと中々難しいかもしれません。時間がない人は、できるだけ早いうちから勉強計画を立てることが重要です。余裕を持って取り組むことが宅建の試験を合格する鍵となります。
宅建の勉強方法は、
独学で受験する場合はテキスト選びが重要です。