年齢問わず人気の簿記検定。
簿記は、企業規模の大小や業種や業態に関係なく日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記を理解することは企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。
今年の受験日は、3回
- 6/10(日) 1、2、3級
- 11/18(日) 1、2、3級
- 来年の2/24(日) 2、3級
3級の試験は1年間に3回チャンスがあります。
その初級の「簿記検定3級」の難易度と独学で合格するための勉強方法について重要なポイントを書いて行きます。
簿記は汎用性が高いので、大学生のうちに3級・2級は勉強しておくと履歴書にも書くことができるので就活にも便利ですが、社会人で資格の勉強したいけどなんの資格をとるか迷っている方にもオススメの資格です。
ここでは、日本商工会議所が主催する日商簿記について書いて行きます。一般的に簿記と言ったら「日商簿記」のことで知名度も一番高い簿記試験。当然ながら受験者も一番多いです。
簿記3級に合格するための勉強時間はどのくらい?
簿記3級に合格するために必要な時間は一般的に100時間前後と言われています。
もちろんもともとの知識である程度は個人差がある勉強時間ですが、短い時間で合格することも出来るため、短期間の間に簿記3級の勉強を行うことで時間を最小にして資格を取得することも可能です。
短期間で勉強をする場合には効率良く行う必要があるので、有名な参考書や問題集を信じて買ったテキストを一回で覚える、理解する気持ちでやりこむことが重要。気の持ちようで短期間でも合格する事ができます。
長期的に取得する場合なら、学校の休みや仕事の休みを利用して勉強をする事がおすすめ。余裕を持って勉強を行うと理解が進むので2級も受験する場合は長期的に学習するといいでしょう。
初めて勉強をする場合には100時間以上かかる可能性も考慮して取り組む事が大切になり、時間に余裕を持つことが出来れば焦ることもありませんので安心することが出来ます。
簿記3級の難易度はどのくらい?
簿記3級の合格率は平均30%前後になり、そこまで難易度が高いわけではありません。
人気が高い資格の為、受験者の数も多く一度で合格することが出来る人も珍しい訳ではないので安心です。むしろ受験料も時間も勿体無いので一発で合格してしまいましょう。
合格率だけ見るとそこまで難しく感じることもありませんし、独学で勉強をしても十分合格を目指すことが出来ます。
基本的に100点満点中70点をとることが出来れば合格することが出来るので、そこまで高得点を目指す必要もありません。
出題される問題の7割を解くことが出来れば、合格ラインに達する事が出来るので、気持ちに余裕を持って試験に臨むことが出来ます。
70%の問題を解答できれば合格。誰かを蹴落とす試験ではないです。
簿記3級は独学でも取得されている方が多く、学生の方でも取得されている方がいるのでそこまでハードルを高く感じる必要はありません。
簿記に合格するためのテキストや問題集は世の中にごまんと出ていますので独学で十分合格できる資格です。
そもそも簿記3級を取ると何ができる?
簿記3級を取得することで、経理の仕事をすることが出来ます。
もちろん簿記資格を持っていなくても経理の仕事はできますが、資格の勉強をすることで数字の理解をしやすくなります。
帳簿を取扱する事が出来るようになるので、就職する会社の経営状況を知ることが出来ますし、転職活動を行う際にも簿記3級を持っている事で有利に進めることができます。
簿記3級は経理の基礎とも言える資格になり、事務職で経理を目指す場合にはおすすめの資格になります。
経理業務を行うことが出来る社員は職場でも重宝されますし、資格手当が出る所も稀にありますので、一般社員に比べると収入面でも期待することが出来ます。
また経理以外にも営業職として活躍することが可能です。
営業活動を行う際に取引先の会社の経営状況を判断することが出来るようになるので、営業職として力を発揮することが出来ますね。
簿記3級に独学で合格するための勉強方法
簿記3級を独学で合格するためには効率の良い方法で勉強に取り組む事が大切です。
簿記3級を独学で取得する為に必要な参考書やテキストは本屋に数多く並んでおり、人気が高い参考書やテキストを利用することで合格の近道になります。
みんなが使っているテキストは定評があるので安心です。
参考書やテキストを何度も繰り返し読んで復習を繰り返し行うことで、記憶を定着させる事が可能になり、段々と覚えていくことが出来るようになります。
問題を読むだけでは覚えていくことは難しくなるので、テキストを利用して問題を多く解いて行くことにより、自信を身につけることが可能です。
何度も問題を解いていくと自然に頭の中に入ってくる様になり、問題を解く事を楽しみながら行うことが出来るようになります。
基本的に、本屋さんに並んでいるテキストや問題集はどれでも大丈夫ですが、オススメは以下です。
テキストのおすすめ
初めて簿記3級を独学で勉強する人向けです。このテキストは、簿記で重要な基本について丁寧に説明しています。
イラストや図を使って、わかりにくい簿記の用語を初学の方でもわかるように説明してくれています。資格のTAから出版されているので安心です。
簿記に限らずわからないことをそのままにしないことが勉強のコツ。理解できないところは繰り返し読んで理解しましょう。
問題集のおすすめ
12回分の過去問が掲載されているのでボリュームがあり問題をとくコツを習得できます。12回全て勉強するにはある程度の時間が必要なので、計画的に前倒しでやっていくといいです。
過去問演習で重要なことは、解けない問題を繰り返し解くこと。暗記するつもりで学習するのが勉強法です。
重要なことは、問題でも解ける実力をつけることになります。
テキストを読んでインプットするだけでなく問題を解くことでアウトプットできます。この過去問集で問題をきちんと解けば、本番の試験でもでも落ち着いて取り組むことができます。
簿記3級の勉強方法のまとめ
独学で簿記3級を取得することは十分に可能です。
忙しい中で勉強をどうやって効率よく行うかが合格と不合格の分かれ目。
合格率も高く難易度もそこまで高いわけではありません。
諸学の場合は100時間前後の勉強する時間をとる事が出来れば、独学でも合格することが出来ます。
短期間で行う方法もあれば、長期間時間をかけて勉強をする方法もありますので、自分のライフスタイルに合わせた勉強方法をとる事が大切です。
無理をしすぎると、勉強自体やりたくなくなるのでペース配分は考えてください。
独学で利用する参考書やテキストは本屋で人気のある物を選ぶことで、合格により近づく事ができます。
テキストをただ読むだけではなく、問題集を利用して何度も繰り返し問題を解くことで自信を身につけることができるようになり、独学でも一度の受験で合格することが出来る可能性も高まります。