医療事務は女性にとても人気の一生使うことのできる資格です。
ご主人の地方へ急な転勤などがあっても、地方に病院がないことはないので求人に困ることもなく就職も安心です!
働き方もライフスタイルに合わせて選びやすく、結婚・出産後の復職するための保険としても人気の資格です。
医療事務試験を受けるうえで知っておきたいことポイント
医療事務の資格は国家資格ではなく、あくまでも民間資格です。
そのため医療事務と名のつく資格は数十種類に及ぶため、合格率もそれに応じて変化するのが特徴です。
合格率は問われる知識に応じて変化し、専門性の高い知識が問われるものほど合格する人の割合は減っていきます。また1つの資格の中で複数の難易度に分かれているケースが多く、段階を踏んで理解できるようにしている仕組みになっています。
そもそも医療事務の仕事をするにあたって資格が必ず必要なわけではありません。
専門学校や通信講座で受験するのであれば、まずはその資格を取得しておき必要に応じて別の資格を取得していく形が理想的です。
例えば診療報酬請求事務能力認定試験が最難関と言われ、総合的な知識が問われます。
いきなりこれを取得するのは大変なので、勉強すれば受かるレベルの試験を受験し経験を積んでから難易度を上げていくのも1つのやり方です。
試験はノート持込み可のところが多いだけでなく、月に1回の試験があったり通信講座の中で在宅で資格を得られるケースもあります。
全く医療に関することを知らなくても数か月間みっちりと勉強を重ねていけば合格することは可能であり、仕事を見つけていくことも可能です。
医療事務の仕事は未経験でも大丈夫?
そもそも医療事務の仕事をするにあたって資格は必要としません。
そのため未経験であったとしても医療事務として働くこと自体は何の問題もありません。
ただ専門性の高い業務であることから資格を持っていた方が説得力があるのも事実であり、未経験ではあるものの医療事務の勉強はしており資格取得を目指しているという姿勢を面接の段階から伝えていくことが求められます。
仕事は多岐にわたり、窓口の受付業務やレセプト業務、入院患者の対応などがあります。一般的な医療事務のイメージは受付業務ですね。
知識や正確性も問われますが、それよりも患者とのコミュニケーションが問われることが分かります。
社会人経験があり、ビジネスマナーがしっかりとついていればたとえ未経験でも病院側は採用することをためらいません。初心者でも数か月勉強すれば試験に合格できるものだからこそ、病院側は資格の有無を最優先としていないようです。
全国に病院があり、常に求人が出ているような状況です。
しかも地域差が激しく、どれだけ求人を出していてもなかなか応募すら来ないこともあります。
知識をつけていくのは入ってからでも十分できるため、あとはそれを吸収していく覚悟と努力を見せていけば全く問題はなく、経験を重ねれば全国どこでも職を見つけられます。
医療事務の給料はどのくらい?
医療事務は高卒でも大卒でも初任給に大きな差がないのが特徴であり、10代と20代の給料では月給で3万円程度の差しかありません。
しかも高卒から始めた5年目の人と大卒から始めた1年目の人では5年目の人が上回る可能性が高いのも医療事務ならではです。
それだけ経験が問われ、30代以降は高卒であっても大卒であってもほとんど同じような給料となります。
10年目となれば後輩を指導する立場でもあり、病院のことをよく知る存在です。
そのため基本給だけでなく役職手当などもつくことから年収がある程度高くなることが多いようです。
医療事務の特徴は40代や50代でも30代の時に比べてあまり変わらない点です。
平均年収は350万円前後となっており、出産で一時的に休んでも復帰しやすく、給料を減らすことなく働き続けられるのがメリットです。
派遣社員となると、時給での計算になるため未経験では時給が1000円を切ることもあります。
ただ派遣会社が指定する医療事務の資格に合格したり経験を重ねたりすると時給が上がり、2000円近くまで迫るケースも見られます。
一方で大学病院の方が給料がよく、開業医では給料がさほど良くないという傾向もあります。
医療事務は独学でも合格できる資格なの?
医療事務の資格に費やす勉強期間は長くても半年、短ければ3か月程度です。
ただいきなり医療事務の知識もない人が独学で合格を狙うことは実に大変です。
電子カルテに関する使い方など専門的なことが学べないだけでなく、わからないことがあってもそれを解説してくれる人もいません。長い時間をかけて取得を目指すならまだしも半年で取得を目指すのは至難の業です。
独学での合格を果たすには通信講座の活用がおすすめです。
スクール・レッスン総合検索サイト「ケイコとマナブ.net」これならどの参考書を選べばいいのか悩む必要がなく、カリキュラムが決まっておりその通りに勉強をしていけば大丈夫です。
わからないことがあってもその都度メールなどで相談すればよく、数か月程度の期間があって勉強を重ねていけば確実に資格取得は可能です。
独学で合格を目指すコツは参考書を1冊に絞ることです。
しかも付録として診療報酬点数表がついているものがよく、あとはそれをひたすら勉強していきます。
狙っている資格によって問題形式は異なりますが、知識を身に付けて過去問をひたすら解いていけば大丈夫です。
未経験の段階で医療事務の仕事を始めた人などは病院内に相談できる相手を見つければ電子カルテの使い方も教えてくれるため、通信講座を利用しなくてもなんとかなります。
まとめ
医療事務の仕事は経験が重要な職業である一方、資格を持っていない未経験者でも始められて、努力と経験を重ねていけば全国各地で働き口を見つけられる就職に強い仕事です。
派遣社員として働く場合も上級の医療事務の資格をゲットすれば給料にすぐに反映されるため、やりがいを感じやすい職種でもあります。また経験が重要なため、派遣社員の経験をうまく活用すれば正社員への転用も夢ではありません。
その分、正確な仕事ぶりや周囲とのコミュニケーションをできる力が必要です。
患者に対する応対などただ単に医療事務に関する知識があればいいというわけではありません。だからこそ医療事務の資格を持っていれば最初から就職に強いのではなく、ひたむきさなどを面接などで伝えていくことが求められます。
そういう意味ではフェアであり、やりがいと給料が連動しやすい仕事でもあります。
医療事務の中でも難しい資格をゲットし、それを転職に活用すれば今よりもいい給料を手にするチャンスも広がります。
そして大学病院から開業医まで幅広い働き口を見いだせるのも魅力であり、それに応じた知識を身に付け、マルチタスクの能力を高めていけば全国どこでも医療事務として働けます。経験を積み、それに応じて資格を取得していくことが大事です。