ネイリストになるには?資格のとり方と勉強方法について

ネイリストを目指す女性



ネイリストは女性に人気の高い資格です。

ネイリストになる人には技術はもちろんのこと、デザインセンスやお客様とのコミュニケーション能力も大切となります。

もちろん技術、デザインセンス、コミュニケーション能力は経験で身に付けていくことが出来るので、

ネイリストになりたい情熱がある人ならばネイリストになる事ができます。

人気のネイリスト資格についてまとめてみました。

ネイリストとはどんな資格?

憧れのネイリストになるためには当然ながらネイルサロンで働くことが第一ですが、一線級で働くためには資格を取得するのが一番の近道となっています。

現在あるネイリストの資格は大きく分けて2つで、1つは基礎レベルからプロ級の1級まであるネイリスト技能検定試験、もう1つは初心者や学生向けからプロまでの試験で分けられるネイルスペシャリスト技能検定試験です。

ネイリスト技能検定試験にはJNECとJNA、INAの3つの団体があり、このいずれか3つの協会から付与される資格で活躍されているネイリストも少なくありません。

3つの級で分かれているように1級はプロフェッショナル、2級は中級者、3級は初心者となっていて、3級なら合格率も90%前後と誰でも簡単に取得できます。

しかし、2級以上の合格率は半数以下となるため、かなりの学習と練習が必要となります。

もう1つのネイルスペシャリスト技能検定試験は1年に3回ほど試験が行われ、初心者対象のA級からSA級、プロフェッショナルを対象にしたPA、AA、AAA級の5つが並びます。

いずれの級でも80点以上が合格ラインとなっており、初心者対象に関しては簡単に取得できますが、それ以上となるとかなりの難易度になるので対策が必要になってきます。

単純にネイリストと言っても級ごとにスキルが変わっていきます。

ネイリストに独学や通信教育で挑む場合の費用はどのくらいかかるの?

ネイリストになるための資格取得には、専門学校に通うのが一番ですが、あまり費用をかけたくないという人なら独学や通信教育を検討することもあるでしょう。

専門学校とは違い、講師から学ぶことがないため気になった点をすぐに質問できないのがネックですが、人件費となる受講料や教材費などがかからないのがメリットと言えます。

まず、独学で資格取得に挑む場合は、検定受験料以外に教材として本やDVDを購入する必要があります。

また、ネイル道具も検定に対応したものを用意しなければいけないため、一式揃えるのにおよそ5万円ほどかかります。

これに検定受験料が3級なら6,000~10,000円、1級なら10,000~18,000円ほどかかるので、合わせて8万円ほど用意しておけば間違いないでしょう。

通信教育の場合は講座によって違いがありますが、およそ20~30万円ほどあれば教材付きで講座を受けることができます。



3級なら最も安いところで7~8万円程度なので、初心者向けの資格を取得してみようと考えているなら、試しに受講してみるのも良いかもしれません。

教材の中にはプロになっても使い続けられる道具一式が揃っている講座もあり、これを選べばわざわざ道具を買い揃える必要もないので、独学でも何を買えば良いかわからないという場合に便利です。

ネイリストにスクールで取るにはどのくらいかかるの?

ネイルスクールでは資格取得のための学習だけでなく、卒業後の就職先を就職コンサルタントが斡旋するサポートがあるため、最短でネイリストになりたい人の近道となっています。

また、通うスクールによってはネイリスト技能検定3級が免除されるシステムがあり、2級から受験ができるようになるので、卒業後すぐにプロになりたい人に最適なシステムです。

資格取得の期間についてはスクールの規模やカリキュラムによって違いますが、初心者向けの3級なら3ヶ月、求人などで良く見かける2級なら6ヶ月、最難関とされる1級は1年ほど必要とされます。

費用もまたそれぞれに異なってきますが、ネイリスト技能検定とジェルネイル技能検定の両方を受験するとなると、平均で25~80万円ほどかかります。

3級までなら期間が短いだけ費用も安く、プロフェッショナルとなる1級になれば期間相応に費用も高くなるので、それだけの資金を用意しておくことが必要です。

ネイリストになるにはかなりの投資が必要です。

特に一般合格率が30%を切る1級は1回目の挑戦で合格できる人はごくわずかなため、ほとんどの人が1年では終わらず2年かかることも少なくありません。

それを踏まえた費用と考えると、1級を受験するには100万円前後は用意しておくべきかもしれません。

ネイリストのキャリアステップについて

手の画像

ネイリストには資格はあれど美容師のような国家資格はないので、資格を持っていなくてもネイリストとして仕事をすることは可能です。

とはいえ、人を相手にした仕事のため、就職したからすぐに実践というわけにはいきません。

同様に資格を取得していても実戦経験がなければ相手に満足してもらえないこともあるので、どのような方法で就職しても最初はアシスタントからスタートします。

このアシスタント時代の給与は非常に安く、急に稼げるといったことはないので注意したいところです。

アシスタントを頑張って続けると少しずつお客を持たせてもらえるようになり、技術も伴ってくることで中堅クラスに数えられます。

経験としては2~3年ほど、肩書きに負けないよう技術にも磨きがかかってくる頃で、少しずつ稼げることで余裕も出てくる頃になります。

さらに長く仕事を続けていくと店長クラスにステップアップしたり、ネイリストキャリアを見つめ直して独立開業を目指す人も増えてくるようです。

問題は独立開業は資金さえあれば誰でもできるという点で、開業したからお客がすぐにつくというわけではありません。

お客を作るためにも下積みは必要であり、信頼を得るためにも資格を取得しておくことは重要です。

まとめ

ネイリストは資格取得が絶対ではないのですが、多くのサロンでは採用の条件として2級以上の資格を求めています。

また、無資格でネイルサロンに就職できたとしても、その後のキャリアアップのためには資格をもっていたほうが有利になるので、何らかの方法で取得しておくのが良いと言えます。

資格取得にはいくつかの方法がありますが、費用のことを考えるなら独学か通信教育、就職まで一本道で進みたいというのであればスクールの入校が考えられます。

初心者向けの3級ならどの方法で勉強しても高確率で合格できますが、2級以上は狭き門となっているため、本格的なプロフェッショナルを目指す場合は費用がかかってもスクールに通うのが一番でしょう。

もちろん、スクールで教えられたことだけを勉強していても資格取得には役立っても一線級には遠く及びません。

そのため、日々練習を繰り返して技術を磨き続けることも大切です。

お客様相手の仕事なので、日々の努力は絶対に必要です。

なるべく費用を抑えたいところですが、成長のためには自己投資も必要であり、練習のための道具を新しく揃えたり、ファッションやネイルに関する本を購入、セミナーへの参加など、ネイリストとしての価値を高めるためにも様々なことを積極的に行うようにしましょう。