在職中の転職活動は忙しい仕事の合間に履歴書や職務経歴書を書くわけですが、そもそも在職中って履歴書をどのように書けばいいのか悩みませんか?
在職中に転職活動の履歴書を書く場合には、ポイントを抑えて書くことでマイナス評価されるリスクを避けて転職活動をスムーズに進めることが可能です。
今回は「職歴の書き方」「本人希望欄の書き方」について解説していきます。
「職歴」の書き方に注意するべし
転職は面接で決まるものです。しかし、面接の前段階の「履歴書」「職務経歴書」の書き方がよくないと書類審査で落ちてしまうこともあるかもしれません。
在職中の場合は、履歴書の中でも今の現状が一番採用側にわかる「職歴欄」の書き方に注意しないと、人事から常識がないと思われてマイナス評価につながってしまうかもしれません。
そうならないために、常識ある「職歴」を書ける方法を具体的にご紹介します。
在職中の職歴は最後に「現在に至る」と記載する
在職中の場合は、職歴としてはまだ続いている状態なので「現在に至る」という一言を最後の行に記載するのがマナーです
「現在に至る」は改行して左詰めで書きましょう。
ただし、同行内におさまる場合は、右横に「現在在職中」と書いても問題ありません。
「在職中ですよ!」ということが人事担当者に伝わることが重要なので、見やすさやバランスを見て記載するとGOOD!
- 会社名は略さずに正式名称で!転職している場合は時系列順で記載しましょう
- 会社名の横、または次の行に業種と従業員数を書き、簡単な職務内容も記載しましょう
- 異動した場合は、部署名・異動年月も記入しましょう。
- 企業の合併・買収など、社名変更があった場合は「株式会社〇〇(現:株式会社◇◇)」と記入しましょう
本人希望欄の書き方!
在職中の場合、「本人希望欄」を有効に使いましょう。
本人希望欄は空欄にしてしまいがちですが以下の3点を記載することで、人事と効率的にやり取りが可能になるだけでなく親切な履歴書になります。
- 入社可能日
- 退職予定日
- 日中の連絡方法
履歴書には伝達事項を書く欄がありません。
そこで「本人希望欄」を「通信欄」として活用し、事前に人事担当者に「いつから働けるのか」「在職中はどのように連絡が取れるのか」をきちんと伝えましょう。
上記は入社するまでに必要な情報なので書いておくと親切です。
また、記入しておくことによって「入社日の調整」「仕事中に連絡ができなかった」など、転職先の企業とのすれ違いがなくなります。
入社可能日と退職予定日の書き方
「いつから会社で働けるのか」を記載することで、採用側も受け入れ体制を調整することができます。
面接でも当然聞かれる内容ですが、書類の時点で記入しておくと採用側も調整がしやすいです。
在職中の場合、
退職願(退職届)の提出⇒引き継ぎ⇒退社
まで最短で1ヶ月、通常2ヶ月ほどが目安です。
未定の場合でも目安は記載するようにしましょう。
あまりに短すぎると仕事に対する責任感を疑われてしまい、逆に長すぎる(3ヶ月以上も先)と状況によっては「転職する気がない」と判断される可能性もあるので注意が必要です。
- 入社可能日:「平成○年○月○日より出社可能」
- 退職予定日:「平成○年○月○日予定」
在職中の連絡方法の書き方
「いつ・どのような方法で連絡が可能か」といった連絡方法の希望を記載します。
確実に連絡を取れるようにするため、 連絡先に書けなかった、携帯メールアドレスなど予備の連絡先を記しておくことも良いでしょう。
いつ連絡が取れるかが分かることで人事担当者も安心することが出来ます。
特に、転職エージャントなどを使わない場合は履歴書を元に担当は連絡をするので日中でも気づきやすい連絡先を記入しましょう。
日中の連絡方法:「平日10時~19時の時間内で対応可能、以降の時間はメールを頂けますと幸いです。」
その他、本人希望欄に記載すること
「本人希望欄」は、応募先企業に勤務する上で譲れない条件がある場合、それを記載します。
基本的には面接で話を詰めることが普通なので上記で説明した3点以外は記入の必要はないと思います。
できればお願いしたい程度の希望は、書かない方がいいでしょう。
- 希望職種:「一般事務」(求人情報と同じ職種名を書く)
- 希望勤務地:「○○支社での勤務を希望いたします」
など、勤務地や職業が変更になる恐れがある場合は記入しましょう。
まとめ
在職中で働きながらの転職活動は、いかに効率よく進めていくかが重要です。
今回、ご紹介したポイントを守ることで、応募先の企業に対しての配慮をアピールでき、印象を上げることができるはずです。
- 職歴の最後には「(改行しない場合は)現在在職中」「(改行する場合は)現在に至る」と書く
- 本人希望欄には「入社可能日、退職予定日、日中の連絡方法」を入れる
また、それ以外についても職務経歴書や履歴書の書き方がわからなくてお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。