同じような学習能力を持っている人でも、資格に「合格する人」と「合格しない人」がいます。
その特徴はなんなのか?明確な違いがあるのか?
忙しい社会人がどうすれば資格を取得することができるのか?
資格試験に合格するにはどんなマインドが必要なのかについて考えていきます。
資格試験に「合格する人」と「合格しない人」の違いは何なのか?
合格する人としない人では性格のタイプや勉強法が大きく違います。
合格率が、20%前後の資格試験では特に違いはないようですが、合格率が1桁の「司法書士」「税理士」「公認会計士」などの難関試験になるほど、違いが顕著です。
一部の天才に限ってはマインドとか関係なしに合格できるようですが、一般的にそんな人はごくわずかです。
その違いはなんなのでしょうか?
難関試験に「合格する人」の特徴
「合格する人」は素直な人が多く、様々なやり方を取り入れながら勉強ができます。
いいと思ったものを何でも取り入れていく柔軟な姿勢があります。
またネガティブなことを考えず常に前向きに勉強できる人も強いです。
ネガティブなことを考えて勉強をすると、効率も悪く身が入りにくいですが前向きにコツコツとやっていけばその確率を高められます。
難関試験に「合格しない人」の特徴
反対に合格しないタイプは自分のやり方にこだわりを持つ人です。
例えば大学受験などで成功を収めた人はそのやり方にこだわりを持ち、同じ方法で資格試験に臨もうとします。
しかし脳の変化などもあって同じやり方でそのままいけるものではありません。
周囲の意見に耳を貸さず、自己流を押し通しそれでいて自らの問題点に目を向けないとなれば成就しないのはいわば当然です。
大事なことは素直であることや何でも取り入れること、周囲の意見に耳を傾けることです。
資格試験の勉強でも謙虚な姿勢を持ち、自分に合った勉強法を常に模索していくことができればおのずと結果はついてくるとともに、それができていない人はこれらのことを意識して行っていく必要があります。
素直に愚直に言い訳をせずに努力を続けるしかない
とは言っても、性格も脳みそも意識してすぐ変化する訳ではありません。
できる努力を言い訳ぜずに毎日努力するしか無いと思います。
難関資格に合格した先人の話を聞くと、努力の量に驚かされます。能力は決まってますが、努力の量は決まっていません。
できない言い訳をするよりはできることを考えてコツコツがんばりましょう。
忙しい社会人が効率的に勉強するための勉強方法
年齢を重ねるうちに脳が記憶できる量などに変化が出るのは当然のことです。
元々脳は忘れやすい仕組みになっており、それを忘れないようにするには何度も何度も勉強を重ねる反復勉強法が大事です。
学生時代は1回勉強すれば忘れなかったという人でも年をとるにつれて2回や3回やらないと覚えられないという人も出てきて当然です。
覚えるまで愚直に勉強を重ねることが必要です。
そして五感に訴えかけて覚えていくことも効果的です。
例えば声に出して読むだけで聴覚や視覚などを刺激します。そこに書いて覚えるというのを加えれば五感のほぼすべてを使って覚えられます。
トイレやお風呂などに重要な言葉などを貼り付けて常にその言葉をインプットしていく作業も大事であり、スキマ時間の有効活用にもつながります。
人間は損をしたくない生き物であるため、お金を使うことで勉強せざるを得ない状況にするのも1つの手です。
社会人は学生のように時間がある訳ではありません。合格したい資格に関する通信講座を受講し、もしくはスクールに通って効率的に勉強を進めていくのが一番です。
通信講座のテキストは勉強しやすいようにデザインされ、今までの受講者の要望なども盛り込まれています。これに反復勉強や五感を活用したやり方を組み込んでいけば、忙しい人でも効率よく勉強できるようになります。
時間を効率よく作る工夫をすることで「時間マネジメント力」を鍛える
学生時代に比べて社会人で勉強を始める際に苦労するのは、勉強時間の確保です。
仕事中に勉強するわけにもいかないため、プライベートの時間が中心になりますがこれをどのように両立させるかが結構大変です。
時間をどうしても確保できない場合は、1日の流れをグラフにして無駄な時間を洗い出す作業をするのがおすすめです。
すると、時間がなさそうに見えて意外と無駄な時間が多いことに気づきます。
いわゆる惰性の時間が結構あり、それを丸々勉強時間に切り替えれば何の問題もありません。
一方ですべての惰性の時間を無くすことはストレスにつながります。そこで特定の時間帯は何もしないというルールを作っておくことも必要です。
意外と削りがちなのが睡眠時間ですが、決して削ってはならない項目です。
深夜に勉強をすることで個人的には満足するものの、それが身に付くかは別の問題であり翌日にダメージを残します。
これを連日行えば本業にも大きな影響を与え本末転倒です。
睡眠時間は削らず、日中の無駄な時間を活用することを考えることで時間マネジメント力が鍛えられます。
すべての行動に意味を持たせることで、無駄な時間かどうかも意識できます。
スキマ時間が1日にどれだけあって、その間にどのようなことができるのかを考えていくと効率よく時間を活用できます。
資格を取得すると決めたら覚悟を決めてやりきる!
資格を取得したいと考える社会人は本当に多いですが、実際にそれを実現させた社会人はあまり多くありません。
取得したいと思うものの、それをやり切るまでの強い意志がないために挫折してしまった人が結構います。
この記事を読んでくださっているあなたも挫折したことがあるのではないでしょうか?
逆に資格取得を諦めなかった人は絶対に資格を取得するという信念があったために大変な環境の中でのキツイ勉強を乗り越えて目標をクリアしています。
つまり資格を取得すると一度決めた以上はそれをやり切るまで無駄な時間は過ごさないという強い気持ちが求められます。
無駄の定義も人それぞれですが、「夢を実現させるまでお酒は断つ」、「ギャンブルの時間は勿体無いからやらない」など周りに宣言して行うことで退路を断ち目標に向かって頑張れるようになります。
それが周囲に伝われば、勉強しやすい環境を作ってくれたりアシストをしてくれたりすることもあります。覚悟を決めて取り組めば、環境も自然と好転していくものです。
ただ資格取得までには困難なこと、挫折しそうになることもあります。
その時は同じ境遇の人の話などを聞き、どのようにして苦難を乗り越えたのかを聞くことも大事です。
そして柔軟にアドバイスを受け入れて自分流のアレンジを加えていくことでモチベーションを保ちながら勉強を続けていくことができます。
資格試験の勉強を通して「問題解決能力」を鍛える
資格試験ではどのようにして答えを導くかが問われており、暗記だけでどうにかなるものではありません。
知識だけを詰め込むのではなく、持っている知識を駆使して適切な選択をしていくことが求められます。
こうした問題解決能力を鍛えるためには過去問をバンバン解いていくのがおすすめです。
同じ形式の問題が出やすく、どのような問題形式で間違いやすいところはどこかというのも過去問をたくさん解けば自然とわかるようになります。
1点でも多く獲得する気持ちを大事にする姿勢が大切です。
難問に正解しても簡単な問題で間違えれば意味がありません。
簡単な問題を確実にクリアすることも合格を目指す際には欠かせないことです。簡単な問題を間違えたとすれば、なぜそれを間違えたのか原因を見つけ出し再発防止策を検討することでミスを防げます。
あとは出題者がどういう意図でこの問題を出したのかを過去問を解きながら判断していくことで、勉強の質をより高めていけます。
試験勉強をすることで、社会でも生きる「問題解決力」を身につけてしましましょう。