キャリア採用と中途採用はほとんどあなじ意味ですが、厳密にいうと違いがあります。
最近、キャリア採用という言葉が主流になりつつありますが、今回はその違いを解説していきます。
中途採用をキャリア採用と言い換えるようになったのはなぜ?
転職者にとって聞き慣れている中途採用はその企業に求職者が『途中』から入社するために、中途採用と呼ばれます。
中途採用とは、企業が不定期に行う人材採用のことを指します。 企業では常に経営環境が変化しています。 既存事業の拡大、新規事業への進出など企業の経営戦略に合わせて必要な人材を採用しなければなりません。 必要に応じた求人募集を行うのが中途採用の目的です。
(出典:コトバンク)
数としてはかなり少ないですが、中途採用を途中採用という企業も中にはあるようです。
さて、キャリア採用のキャリアとはどのような意味があるかご存じですか?
簡単に説明すると、キャリアとは一定の経験やスキルを保有したビジネスマンのことを言います。
企業は即戦力として会社を成長させるために中途採用を行う
ビジネスの世界では、キャリアとは一定の経験やスキルを意味しますので、
そのような転職者を「キャリア」と呼ぶこともあります。
中途採用は、未経験の採用も意味として含むので一定の経験やスキルを持った人材に対して『中途』と表現することがあまり好ましくないのではないか、未経験者と混同してしまうのではないかと企業が求職者に対して配慮するようになったために、中途採用ではなくキャリア採用と呼ぶようになっています。
キャリア採用とは、企業が求める職種や職務内容に、一定の知識や経験を有する人材を確保するための採用活動です。 キャリア採用は大学卒業予定の新卒者を対象とした新卒採用と異なり、通年採用活動が可能で、即戦力となる人材を獲得できるメリットがあります。
(出典:ビズヒント)
日本語には同じ意味で印象が変わる言葉がありますが、中途採用とキャリア採用はこの典型です。
キャリア採用する企業はどんなところが多いのか?
中途採用をキャリア採用と表現する企業は増えていますが、特徴があります。
求職者を多く取り入れるためにキャッチーなキーワードを素早く取り入れる業界に多いですね。
外資系企業
キャリアとは和製英語と言われる場合もあります。
そのため、日本にある外資系企業では中途採用をキャリア採用と呼ぶ場合があります。
外資系企業の場合は横文字を多用するもともとの文化も影響しているようです。
つまり、外資系企業は求職者への配慮というよりも企業文化としての理由が大きいと思います。
同じように、外資系企業出身の経営者も中途採用をキャリア採用と表現することがあるようです。
外資系企業は高いコミュニケーション能力が必要なので、横文字で伝えた方が感覚がすぐに伝わるので様々な英語が飛び交います。
IT業界
IT業界は比較的新しい文化を取り入れるなど、ベンチャーマインドの企業が多いので必ずスーツを着る必要もなく、自由な服装で成果さえ出せばそれでOKというフランクでドライな一面があります。
外資系企業の社風とかなり似ていると思います。
IT業界で起業する経営者は、会社を立ち上げたときには従業員に自由な裁量権を与えたいと考える傾向もあります。
IT業界で、かつベンチャー企業だった場合はかなりの確率で中途採用をキャリア採用と呼ぶ傾向があります。
第二新卒と中途採用を区別している企業
転職者の中には、第二新卒のように一定の経験やスキルを持ち合わせていない求職者もいます。
一般的に学校を卒業した後、新卒として就職をして数年(1〜2年)の内に離職し、転職活動をする若手求職者を指します。
大学新卒の3年以内の離職者は30%ほどと言われています。
この求職者が即戦力となる経験やスキルを持っている可能性はかなり低いと思いです。
そのため、未経験者採用という意味合いで第二新卒対象の採用を中途採用と言って
経験やスキルがある求職者をキャリア採用と呼ぶ企業があります。
基本的に第二新卒採用とキャリア採用を明確に分けている企業では入社時の年収など、労働条件面に大きな差があります。
さいごに
このように、経験者採用をキャリア採用、未経験者採用を中途採用という企業が増えています。
求人票の採用事項を確認すると記載があるので企業に合わせて応募するようにしましょう。
皆様の転職がうまくいくことを願っています。
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